絵画初心者におすすめの絵画の選び方とは? 絵画の種類や購入場所もわかりやすく解説!

絵画はどうやって選ぶのでしょうか。結論からいうと、飾る場所や予算を元に選びましょう。

本記事では初めて絵画を購入する方に向けて、選び方を解説いたします。絵画の種類や購入場所も併せて紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。

絵画の種類

絵画

絵画は原画や複製画、プリントの3種類があります。それぞれ価格や特徴が違います。

種類ごとに説明いたします。

原画

原画は世界に1枚しか存在しない、アーティストが直接手掛けた作品です。有名な画家の原画は入手が困難で、数億円で取引されることもあります。一方、まだ注目されていない若手アーティストの原画は比較的安価に手に入れることが見込まれます。多くのコレクターは、成長が期待されるアーティストの原画を早めに購入することで、将来的な価値の上昇を見込んでいます。

絵画をインテリアとして飾る方には、原画がおすすめです。特に油絵などは、絵の質感を存分に楽しむことが見込まれます。

複製画

複製画は原画を再現した作品であり、同じ作品を複数枚作ることができる絵画です。ただし、複製画の印刷枚数は制限されており、絵画の希少性が保たれています。完全なオリジナル性やアーティストの直筆のタッチを再現することは難しいですが、お手頃な価格で手に入れることが見込まれます。アートで有名な方の作品を数万円から作品を手に入れることが見込まれます。

プリント

プリント絵画は、印刷機を使用して大量生産される作品です。モナリザや最後の晩餐などの有名な絵画が飾られている場合はプリント絵画です。複製画と異なり制限された印刷枚数がないため、独自性やアート作品としての価値はありません。手頃な価格で簡単にインターネットなどで購入することが見込まれます。

有名な画家の作品を手軽に飾りたいという方には、プリント絵画がおすすめです。

絵画を選ぶポイント

絵画

初めて絵画を購入する際、購入後に後悔しないか不安になるかもしれません。

初心者は何を基準に絵画を選べばよいのでしょうか。

飾る場所で決める

絵画を飾る場所を決めましょう。部屋の雰囲気が大きく変わるくらい飾る場所が重要だからです。

場所を決めることで、購入する絵のサイズや色彩度を絞り込むことが見込まれます。実際の絵と同じサイズの紙を壁に貼り、絵がどのように見えるか試すことがおすすめです。

中でも、直射日光が当たる場所や高温多湿な場所は避けるようにしましょう。絵画の色が褪せたり、傷みやすくなる可能性があります。絵画を飾る場所として適切な条件は、温度が17℃~25℃で、湿度が44%~55%です。このような環境下で絵画を保管することで、長期間にわたって美しい状態を保つことが見込まれます。

直観で決める

直感で絵画を選ぶことも一つの方法です。絵画のモチーフや構図、色彩など、さまざまな要素をじっくりと観察した上で選びましょう。

ただし、初心者が直感で絵画を選ぶことには不安を感じるかもしれません。絵画の魅力や質を的確に判断するためには経験が必要です。そのため、絵画の専門知識や経験豊富な上級者におすすめの方法です。

予算で決める

予算に応じて絵画を選びましょう。絵画の相場は5000円~10万円以上と幅広く、購入場所により大きく異なります。

購入場所はギャラリーや百貨店、webサイト、アートフェアです。それぞれの場所で価格や品質を比較し、予算内で最適な絵画を見つけましょう。

絵画の購入場所

絵画を選ぶには予算が重要であり、購入場所の相場が異なることが分かりました。

絵画の購入場所による魅力や相場について、場所ごとに説明いたします。

ギャラリー

ギャラリーは絵画を展示や販売する場所であり、企業が企画展示を行ったり画家が個展やグループ展として作品を展示することもあります。

個展やギャラリーの魅力は、画家自身が現地にいることが多く、直接対話できることです。作品の制作背景やモデルの情報を画家から直接聞くことが見込まれます。また、自分の好みや興味に合わせて画家や作風を伝えると、それに応じた作品を紹介してもらえることがあります。

ギャラリーはハードルが高く感じる方もいるかもしれません。気に入った作品が見つからなければ無理に購入する必要はないので、ご安心ください。

相場は10万円以上です。ただし、購入額は作品や画家により異なるため、幅広い価格帯の作品が展示されています。

百貨店

百貨店は比較的わかりやすい作品が多く展示されています。絵画の流通量が最も多い場所であり、絵画コーナーや画廊スペースがあるため初心者でも比較的入りやすい場所です。

作品は基本的に週替わりで変わり、常に新しい雰囲気を楽しむことが見込まれます。

ただし、百貨店では画家自身が主催するケースは少なく、画家が会場に来る機会も限られています。そのため、画家と直接話したり作品について詳しく知ることは難しいです。相場は10万円以上です。

webサイト

webサイトは、絵画専門のサイト以外にもAmazonや楽天などの総合ECサイトでも手軽に購入することが見込まれます。最近では、オンライン上で絵画を販売している画家も増えています。

ネットを利用することで、自宅にいながら絵画を手に入れることができ、画廊に足を運ぶ手間や時間を省くことが見込まれます。また、総合ECサイトではさまざまな価格帯の作品が揃っているため、予算に合わせて選ぶことが見込まれます。

ただし、オンライン上での購入では実物を確認できないため、リスクもあります。特に初めてアートを購入する方は、サイズやディテール(絵の細かい部分)を細心の注意で確認することが重要です。

相場は5000円以上と1番安いです。

アートフェア

アートフェアは、複数のギャラリーが集結し作品を展示するイベントです。音楽フェスのような雰囲気で、さまざまな絵画を一度に鑑賞することが見込まれます。さまざまなギャラリーが参加しているため、幅広いスタイルやジャンルの作品を見ることができるでしょう。

作品についてギャラリストやアーティストと直接会話する機会もあります。有名なアートフェアは毎年3月に東京で開催される「アートフェア 東京」です。

相場は5万円以上です。

購入場所 相場 メリット
ギャラリー 10万円~ ・アーティストと直接会話する機会がある
百貨店 10万円~ ・絵画の流通量が多い
webサイト 5000円~ ・手軽に見ることができる
・価格帯で検索できる
アートフェア 5万円~ ・幅広いスタイルやジャンルの作品を見れる
・アーティストと直接会話する機会がある

まとめ

絵画

絵画は原画や複製画、プリント画の3種類があります。それぞれの感性や好みにより選ぶものであり、心から魅了される作品を見つけることが大切です。

初心者が素敵な絵画を選ぶには、飾る場所を決めてから予算で絞ることがおすすめです。

まず、どの部屋や空間に絵画を飾るのかを考え、その場所に合ったサイズや色彩を決めましょう。そして、予算を決め絵画の購入場所を決めましょう。

絵画はギャラリーや百貨店、webサイト、アートフェアで購入でき、購入する場所によって大きく相場が異なります。5000円~10万円以上までさまざまです。

予算に合わせた場所で絵画を選ぶことで、自分にとって負担のない範囲で素敵な作品を見つけることができます。自分の好みや飾る場所にぴったりの絵画を見つけることができれば幸いです。